専門学校生のための環境問題概論

「専門学校生のための環境問題概論」学習ガイド
Lesson 2 地球温暖化

図表のアップデート

図表2-a 大気中の二酸化炭素濃度の推移(40万年前~2010年)

 オレンジ色の折れ線グラフは40万年前から現在までの大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度の推移を表しています。大気中のCO2濃度はおよそ10万年単位で周期的な増減を繰り返してきましたが、1950年頃を境に、大気中のCO2がその周期を大きく超えるようにして急激に増加していることが分かります。

出典:NASA、「Global Climate Change

図表2-b 大気中の二酸化炭素濃度と人為的排出量の推移(1950年~2006年)

 青色の棒グラフは大気中のCO2の濃度、オレンジ色の折れ線グラフは人間の経済活動の中で大気中に放出されたCO2の排出量を表しています。人間の経済活動と大気中のCO2濃度に一定の関係があることがうかがえます。

出典:環境省、『平成22年版 図で見る環境・循環型社会・生物多様性白書

図表2-c 世界の年間平均気温と平年との差の推移(1890年~2009年)

 青色の折れ線グラフは世界の年間平均気温の過去5年間の平均(平年)の変化を表し、青色の棒グラフは年間平均気温が平年を下回っていること、ピンク色の棒グラフは平年を上回っていることをそれぞれ表しています。1890年以降、地球の年間平均気温が上昇し続けていることが分かります。

出典:林野庁、『平成21年度 森林・林業白書

図表2-d 日本の二酸化炭素排出量の部門別内訳(2005年)

出典:経済産業省「キッズページ

図表2-e 海水面の推移(1993年~2010年)

 青色の折れ線グラフは海水面の高さを表したものです。1993年以降、海水面は平均して毎年3.27ミリメートル上昇し続けていることが分かります。

出典:NASA、「Global Climate Change

図表2-f 日本の温室効果ガスの排出量(2008年)

出典:林野庁、『平成21年度 森林・林業白書